2017年3月21日 更新

「甘い小麦」に「もちもち小麦」!? 商品化をめざす”次世代和麦”を紹介!

KitchenLifeではこれまで、「和麦Labo」さんと一緒にさまざまな国産小麦=和麦を紹介してきました。さて今回は、開発中~商品化をめざす次世代の和麦を4種類ご紹介!砂糖が入っていないのに小麦自体が甘い品種や、もち米のような食感のもち小麦など、個性豊かな和麦に注目してみたいと思います。

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こんにちは、KitchenLife事務局です!

国産小麦の消費が徐々に増えてきた昨今、新しい品種の開発・育成もどんどん進んできています。
今回は、今後お店に並ぶであろう、ちょっと変わった新しい和麦の品種をご紹介!
「商品化したら試したい!」と思えるような個性的な品種ばかりです♪
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近い将来『3日経っても硬くなりにくいパン』が作れるかも!?

2016年5月、日本製粉は農研機構東北農業研究センターの共同研究により、『通常のパンよりやわらかく、3日程度たっても硬くなりにくいパンが作れる小麦』の新品種を開発したと発表しました。

この研究とは、小麦に含まれるでんぷんが、パンやうどん等の食感に影響することに着目し、でんぷん成分のアミロースと、アミロペクチンの比率や構成などを調べたもの。
アミロースの割合が低く、アミロペクチンの構造が単純なでんぷんを持つ小麦の製パン性を調査したところ、通常のパンよりやわらかく、時間がたっても硬くなりにくいことが明らかになったそうです。

現在、試験農場において同様のでんぷんを持ち、また栽培しやすい小麦品種の育成を進めているとのこと。
画像はイメージです

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「消費者のニーズに合わせたパンの開発研究」ということで始まった、日持ちするパンが作れる小麦の開発。
今年2017年に品種登録、翌2018年には商品化をめざす考えとのことです!

硬くなるのを防ぐ添加物などを加えなくても、購入した時のふんわり感が数日保てるようになるなら嬉しいですよね。
近い将来、この小麦粉がお店に並ぶことを期待したいです!

「ラー麦」に続け! 長崎ちゃんぽん麺専用小麦「長崎ちゃん麦」

長崎県と農研機構九州沖縄農業研究センターは2013年、長崎ちゃんぽんに向く小麦品種「長崎W2号」を共同で開発したと発表しました。

「長崎W2号」は、同じ九州産小麦である「ミナミノカオリ」より発穂芽しにくく、背丈が低いために倒れにくいのが特長なのだとか。
また、でんぷん成分であるアミロース含有が低いので滑らかな食感が楽しめるなど、長崎ちゃんぽん麺に適しているそう。
画像はイメージです

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長崎の名物と言えば「ちゃんぽん」!
しかし、これまで長崎で育つ小麦は菓子用がほとんどで、ちゃんぽん麺に適した小麦が日本にはなかったため、外国産小麦に頼ってきたのだとか。

2013年の発表から徐々に作付面積を伸ばし商品化への試作に取り組んできた「長崎W2号」は、2016年に名前を「長崎ちゃん麦」に変更。
県内のスーパーマーケットでの期間限定販売を実施するなど、商品普及の着実な一歩を重ねています。

どんな麺なのか楽しみですね!
長崎へ行かれた際は、ぜひ「長崎ちゃん麦」を探してみてはいかがでしょうか?

驚くほどもっちもち! 三重・桑名で生まれた「桑名もち小麦」

三重県の桑名で収穫される「桑名もち小麦」は、「もち性」のでんぷん質を持った小麦です。
小麦なのになぜかもちもちとした食感が味わえる不思議な品種なのだそう!

なぜこんな食感が生まれたのか?
小麦のでんぷん成分は「アミロース」と「アミロペクチン」から成り立っており、「アミロース」が少ないほど粘性は出るとされています。

しかし、もち小麦のでんぷんにはアミロースがなく、アミロペクチンだけでできているために、ほかの小麦よりももちっとした食感となっているとのこと。
小麦しか使用していないのにこんな食感が出せるとは、面白い品種ですよね!
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